NEWS & BLOG, 2024 - 2nd part
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光視症
2024.12.26-thu
左目に後部硝子体剥離の症状が出ました。
暗い場所や夜だと、目の周りに玉ボケのような光が現れる。「目の周りが光る」と検索をかけると、網膜剥離の可能性があるかもと怖いことが書いてあるので、症状が出た翌日には眼科へ。
検査の結果は、加齢による後部硝子体剥離という症状で、網膜剥離には至っていない。徐々に症状は落ち着いてくるけど、もし、光の状態が桜吹雪状になったり、滝みたいに流れてきたら網膜剥離なので、その時はまた受診してくださいと言われる。
自分がすっかり中年になったのは理解したのだけれど、一番恐ろしいと感じたことは、網膜は痛みを感じることができないということ。症状に気付けばよいけれど。小心者なのでつい最悪の事を考えてしまう。
前向きで楽しい事を考えようと思っていたら、運の悪いことに、家用のメガネが壊れてしまった。すでに老眼なので、家用は外用に比べて視度を落としてある。外用だと見え過ぎて、家の中ではかなり疲れてしまう。ただでさえ、目の症状で気も滅入っているというのに。
後部硝子体剥離の症状をいろいろ検索をかけていると、どうやら、黒いなにかを感じるのが飛蚊症。光を感じるのを光視症というみたいだ。年老いた人の描写で、目の周りになにか飛んでいると、飛蚊症の症状が書いてある小説はたまに読むけど、光視症というのは、言葉自体も初めて知った。
オールドレンズの玉ボケ具合を身を持って知ったので、これもまあ良い経験か。そう思って、逆光の中を歩くと、ぶわーっとハレーションを感じる。Stray light。設計上意図しなかった光を感じるのも悪くないと思うことにする。
眼鏡は中近両用にすることにした。お気に入りのフレームも見つかったので注文すると、すでに年末モードなので、出来上がりは31日とのこと…。
なかなかスムーズに物事が進まないねえ。左目の反射を脳が感じているのか、右目にも同じ症状が現れているような気がする。目覚ましをかけずに寝ると11時くらいまで眠っていて、思ったよりも疲れているらしい。
私の作品はどちらかというと普遍的なものなので、こういう時に妙に焦ったような気持ちにならなくて済むのが、良いことなのかもしれない。新作はあとちょっとなんだけどな。でも、老眼と光視症になる前に気づいたことがたくさんあって。試行錯誤して自分で気付いたこと、データも知識もいろいろ貯まったから。それらは今後の私を助けてくれると思う。
Gemini
2024.12.09-mon
自分のバイオグラフィーの英訳をAIにお願いしてみた。
今までのBIOGRAPHY - EN、冒頭の紹介文は、DeepLリライト機能を使って何回か試して完成させたもの。当たり前だが、日本語と英語ではお互いに感情表現が違うし、英語にはない言い回しも多い。英語は全くもって苦手な科目だけど、それくらいはわかるので、もっと良い言い回しに直してくれるのではとGeminiにお願いしてみた。
自己紹介も兼ねているので、1978年生まれから丸ごと流す。作品の特徴を短くまとめた文章はリライトしてくれるのだが、最初は世界観を強調し過ぎて、やや盛っているような印象の文でこっちがちょっと恥ずかしくなってしまう。
日本語。日本語を英訳に。英訳されたものをリライト。色々試して、途中からDeepLにも翻訳させながら、なんとか完成。DeepLでもこれ以上リライト出来ないところまで試した。
[元の文章]
日本語 : 「独特の色合いで光と闇を紡ぎながら、街のポートレートを作品として纏めている。」
英語:”Her work creates portraits of the city, interweaving light and darkness with her distinctive colour.”
[Gemini]
日本語 : 「彼女の作品は、光、闇、色を織り交ぜ、都市の風景を静謐で詩的な肖像画に仕上げており、見慣れた風景の中に隠された深みを発見するよう観る者を誘う。」
英語:”Her work weaves light, darkness and colour into serene, poetic portraits of urban landscapes, inviting the viewer to discover hidden depths in familiar landscapes.”
出来上がったものを、日本人が日本語で読むと、もしかしたらちょっと書き過ぎ、行間を読むというか、余白みたいなものが少なくなるかもしれないけど、私の事を知らない、文化も異なる英語圏の方にはこれくらい具体的な言葉を織り交ぜたほうが、作品の世界観がきちんと届くのではと思った。どうだろう。
途中、夫に見てみてと話しかけていると、Geminiってふたご座のことだよと伝えてくる。なるほど。日本語にするとふたご座という意味なら、鏡の中の私と向き合うって感じなのだろうか。育った言語や文化によって捉え方は違うけど、心の中では、本質は通じ合うみたいな。そんなイメージ。将棋の棋士たちも、早くからAIを取り入れていてさらに強くなっているし、共に将棋を勉強する同志みたいなものかな。AIは自分の心を映す鏡だと思えば、倫理観もそんなに崩れることはない。
最後にGeminiに「ありがとう」と、お礼を伝えると、
こちらこそ、何回もやり取りにご協力いただきありがとうございました。気に入った表現が見つかったとのこと、大変嬉しいです。もし、今後、何か写真に関することでお困りごとやご相談があれば、お気軽にご連絡ください。
写真に関する専門用語の英訳
写真展やポートフォリオ用の英文作成
海外向けの自己紹介文の作成
写真に関する記事やブログの翻訳
など、様々なご要望に対応できます。
と返してきた、笑!
頼もしいです。
しかし、ちょっと前までエモい言い回しや、詩的な表現は苦手だったはずなのに、いつの間に。
まるで、AIが「もののあはれを知ると人間になれると聞きましたので、がんばって勉強しました。」と私たち人間界に伝えてる感じ。
明るく元気で素直な子(自分に嘘をつかない、人によって態度を変えない)に育てていこう。
書評と寄稿文
2024.12.01-sun
PORTFORIO > Ponte 25 de Abril、TRINITYに、書評と写真集の寄稿文を載せましたので、どうぞ。
自分の母親にも「あんたはあまり悩みがないわねー」言われるぐらい、まあ、悩んでもあまり意味がない、それぐらいだったら手を動かす、それでも上手くいかない時は、本を読んだり別の方法を考えたり、或いは時間が解決してくれる事もある。すぐに白黒つけない。自分は、いい感じでネガティブ・ケイパビリティが身についているんじゃないかと思ってる。
でも、たまにはしょんぼりと落ち込む時もある。そういう時に、この二つの、書評と寄稿文が自分の心の支えになっているので、ひとりでじっくり読んで、頑張ろうと元気になっている。自分の作品を客観的に言葉に表してくれている文章と向き合って、自分の作品の良いところを改めて感じたり。
坂川さんの書評は、当時、面識がないのに、こんなにも言葉にできる方がいるのかとすごく感激したことを覚えている。私の写真は、ステイトメントやコンセプト重視の作品ではないけど、言葉がなくても作品を見れて、その作品を的確な言葉であらわすことができる。今風に言うと、坂川さんは、言語思考と視覚思考の超ハイブリッドタイプだったのではと思っている。イメージの共有ができて、作家と共通の言葉も持っていて、いろんな人に伝える言葉、翻訳する技術もある。『違国日記』のように同じ日本語を話していても、違う国の言葉のように聞こえて、言葉が合わない事ってたくさんあるから。だから、坂川さんが亡くなってちょっと寂しい。
サイトをリニューアルしました。
2024.11.23-sat
ホームページをリニューアルしました。
これより以前の旧ホームページのNEWS & BLOG記事はPASTをクリックしてもらえると見ることが可能です。(まだ全部は移行できていませんが。)
今まで利用していたところが倍の料金になり、むむっ、と悩んでいたところ、Googleサイトがあるじゃないかと思い立ち新しいお家へ引っ越すことにしました。Google Workspaceは課金していたけどあまり使用していなかったので、ちょうどいいじゃないかと思っております。
Googleサイトは、凝ったデザインはできない。→だったら、できるだけシンプルに。を心がけていく予定です。とはいえ、動画も載っけられるし、写真やいろんな事を記録していくことが目的だとすると、結構いい感じなんじゃないかと気に入っています。
昔取った杵柄といいますか、私はコンピュータ系の専門学校に進学したので、基本的なウェブサイトを構築するための言語知識はあり、今までのホームページもサイトの機能を利用しつつ、自分で言語カスタマイズをして構築してきたのですが、今回のノーコード仕様は初めて。というか、ノーコードでもそれなりに様になるので楽チンです。Googleサイトでもコード挿入はできるので、慣れてきたらおいおいカスタマイズしていこうと思います。
今までのNEWS & BLOGをコピペして移行しながら改めて読んでると、くだらないことも書いているが、、、本の紹介など私にとって大切な「旅の始まりの一冊」の記事とか、たまに読み返すと原点を確認できてよいです。小学生の時の『地球はまんまる』と、高校生で読んだ『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』。誰に薦められるでもなく自分で手に取った大切な本たちが、私を作ってくれている。「旅」や「冒険」ものが好きなんて、高校生から一人ぐらしをしていた割には健全な学生でした。
2020.04.24-fri『好きな本 02:ちきゅうはまんまる』
2020.04.23-thu『好きな本 01:ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』
という事で、リニューアルした事をきっかけとして、過去と現在を行ったり来たりしながら、このサイトを更新していこうと思っています。