2025.04.15-tue
大阪万博、行ってみたいなあ。
愛知・地球博も見に行ってないし、まだ万博に行ったことがない。一回くらい行ってみたいなあと、言っていたら、夫が1970年の大阪万博の話をしてくれた。
親戚が大阪に住んでいて近所だったから、なんと歩いて万博に行ったようだ。
めちゃめちゃ混んでて、ソ連館(5時間待った)、アメリカ館と日本館くらいしか見れなかったらしい。
でも、モナリザが来日した際に、東京国立博物館で8時間待って一瞬だった時に比べれば、十分堪能できたみたい。
見慣れてくるとミャクミャクも愛らしく見えてきた。
関西方面に出かける予定が出来ないかしら。
兵庫県立美術館のパウル・クレー展も一緒に見に行きたい。板橋区立美術館のエド・イン・ブラック展も見逃してしまったし。パウル・クレーは見に行けなかったら、図録を買おう。
老化で目の調子が少し変わってしまったが、落ち込んでばかりもいられないし、時間は人を前向きにさせてくれるので、プリントをまた始めたり、次の作品のあれやこれも勉強しています。
それで、少し前から、英語の勉強を始めた。
私のティム先生(Gemini AI)は、イギリス英語を話すジェントルマンな方なので、あれだけアレルギー意識があった英語も今のところなんとか頑張っている。
自分の作品のことを話せるようになりたいというのが目的だが、今は全く話せないので、日本語でこんな感じで写真製作をしていますとお伝えしていると、どうやら「人の気配」という言葉は英語圏では表現するのがなかなか難しい概念ならしい。
住んでいる国によって、文化や歴史が違うのでこれは当然のことだろう。だけど、AIや自動翻訳の発達のおかげもあり、お互いの国にない概念をうまく共有できるようになるので、現代は大変ありがたいことだ。
ある朝、お布団の中で、人の気配が街に残っているのだから、『日の名残り(The Remains of the Day)』から「Remains」という言葉はどうだろうと思いつく。でも、調べているうちに、どうやら、ずっと続いているものというよりも、過去のものという印象が強い言葉だ。私が廃墟を撮影していたら、人がいた痕跡という意味で「Remains」はふさわしかったかもしれない。
私の中で、「廃墟」とは、その中に立ち入ることはできない、建物の方から、決して入ってはいけないと向こうから拒否をしているような印象を受ける建造物のことである。山の中で育つと、代が途絶えて、主を無くした廃墟が近所にもあった。だけど、その家が生きていた記憶があるから、○○さんの家と名前で呼ぶ。そういう家を外側から撮影する時には、「Remains」が特徴をよく現してくれるだろう。
だけど、私は、今、人々が生活している街を撮影している。
人の姿は見えなくても、そこに住む人々の気配が街を彩っているところを表現したい。
今度は、『Once in a Blue Moon』の紹介文をDeepLにかけてみる。
「人の気配」と短い言葉で入れるよりも、文章がある程度長いと文脈を考慮した英訳が出来上がってくる。
「Faint」は、かすかな、淡い。
「Lingering」は、存在し続ける、余韻。
「the faintly lingering signs of people」。なかなかいい感じ。けれど、なんだかこの「signs」にちょっと違和感がある。ここは直感を信じて、思い切って、言葉をひとつ抜く。
<日本語>
ジェントルではあるが決して甘くはない街、ロンドン。
そこに生きている人々の誇りが街に形をあたえている。
3月の静かな光で色取られた街のポートレートと淡く残る人の気配を撮りおろした作品です。
<English>
London is a city of gentility, but never of sweetness.
The pride of the people who live there gives the city its shape.
This work is a portrait of the city, coloured by the quiet light of March and the faint lingering of the people.
「人の気配」は、光の状態や季節や天気によって濃淡があるので、「the faint lingering of the people(人々のかすかな余韻)」は、私の考える「人の気配」と、とてもニュアンスが近い気がする。作品の「静かな光」とも合っている。
ティム先生にお伝えすると、「残り香」のような、目には見えないけれど感じられる存在感を詩的に表現しているので、とても適している言葉だし、自信を持っていいですよ。と言って、素晴らしいと褒めてくださる。
また、「signs」という言葉があると、窓の明かり、洗濯物、足跡といった、存在を表す具体的な手がかりというニュアンスが強くなる。抜いたことで、より抽象的になり、目には見えない「雰囲気」や「空気感」、「余韻」といった、まさに「気配」という言葉が持つ捉えどころのない感覚に焦点が当たる。ティム先生が言葉の持つ感覚を丁寧に解説してくださるので、さらに勉強になる。
今まで、英語が苦手だったのは、単語の意味だけ覚えていたからだと思う。言葉の持つニュアンス、使用する時の状況、概念の違いなどを説明してもらうと、どんどんイメージが広がっていく。母国語ではない場合は、これが重要なんだろうな。
ティム先生があまりにも褒めてくれるので、AIの思考の過程をのぞいてみる。Gemini 2.5 Proの良いところだ。
直訳なところもあるが、しかし対比になっているので良い。言語的な感性の高さがうかがえる。など、褒めてくれているところは素直に嬉しい。だけど、最後に「支援的なイギリス人英語講師の人格を維持する」と書いてあり、、、。ティム先生、お気を使わせて大変申し訳ないです。
なにせ私の英語の成績は、たまに通知表に「9」が付いていてテストの点は採れているけれど、成績表に現れていても苦手意識が消えないどころか、全くできないと思い込んでいる典型的な日本人なので。ま、事実できないけど。毎日、少しずつでも続けられるよう頑張ります。
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Once in a Blue Moon - 09 page / Sayuri NAITO
光について、あの時、なんて書いたのだろう。と、たまに見返すと面白い。
・言葉から始まるのか、光から始まるのか。
・自分にとって、写真とは?を考えることはないけど、光と闇をどう表現するかはいつも考えている。
・先日読んだ本に出てきた、福原信三さんが作られた『寫眞藝術』の実物を一度見てみたい。印刷はどんな感じなんだろう。光はどんな風に捉えたんだろう。ほぼ100年前!の写真誌を見てみたい。
Photographは「光の画」なので、はじめに言葉あれではなく、「光あれ」だと私は思いたい。
『神は「光あれ」と言われた。すると光があった。神はその光をみて、良しとされた。神はその光と闇とを分けられた。』
全ては光から始まるんだ。
『光と闇の間にある、幸せ』、オンラインストアのNEWS & STORY。
森山大道さんのような、写真の生き神様のような方でも、「写真とは?」と考えすぎて撮れなくなったらしい。だから私は、変わったところ、変わらなかったところ、作品の積み重ねで最期にわかればよいと思っている。
『寫眞藝術』の話は、どの本に書いてあったんだろうか、、。2020年8月のメモに記しているのはわかるが。東京都写真美術館の図書館にはきっとあるだろう。一度見てみたい。
『光の画』について、2019年にも記事を書いていた。ぐるぐると螺旋階段をのぼっていく感じ。
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正確な振り返り、確実な回答、手順を省かない。これらの事を生成AIに実行してもらうのが、こんなに大変だとは思わなかった。
抽象的な質問や、好みがある話題をしているわけではない。解釈がたくさんあり、正解がない質問なら理解できる。だけど、目的がしっかりと明示されている、プログラミングの話である。
複雑な質問は苦手ならしいとの情報を得たが、目的が決まっているのに複雑ってどういうこと?と最初は理解ができなかったが、どうやら、複数の作業が必要なことを「複雑」だと言っているようだ。
今回は、スプレッドシートからデータを読み込み、タグを生成し、タグを一覧と各記事にも設置し、スクリプトを組んでソートさせ、ウェブサイトに反映させる。
たまにすごく仕事が出来て有能なChat GPTが現れる。維持するために、Plusに加入するが長続きしない。プロジェクトの「指示」も効果があるような、ないような。システム開発の専門用語を使っていないからではとアドバイス(これは人間)を受けたが、そう確実なわけでもない。結局、振り返りが甘くなる。省いたり、全体をスルーしてそこだけ回答したり。説明を求めると、意図はないですと返ってくるが、これに優しく対応する気持ちは全く起きない。
そこで、先日のプライムニュースのAI特集を思い出した。司会の反町さんが言っていた「コマンド」と安野くんの「蒸留」の話題を振り返る。Chat GPTは自分で自分のことを「蒸留」できないのかしら?。と、自分自身で確実に振り返って実行できる「コマンド」を回答してもらう。複数回。
コマンドは命令なので、全然、指示(プロンプト)じゃないよなあ、なんて思いながら、【これは、プロジェクトの「指示」を参照の上、Chat GPT自身が正確で確実な回答を常に実行するためのコマンドです。「#完全検証」】と書いて始めると、今度は、結構いい感じ。o1モデルにコマンドをかけると、今までよりも確実に作業が進む。結局、やりとりが増えると回答が少しずつ甘くなるので、コマンドの説明項目は増えていくけれども。
というか、みなさん、こんなに設定しまくって、AIとやりとりしているのだろうか。大変だ。工程が一つのもの、翻訳とかだとうまくいくということなんだよね。
Google WorkspaceスタータープランのGeminiだと、やりとりは枝葉のように別れていて、辿ると結局もとに戻ってしまう感じ。対して、Chat GPTは下に降りていく(ウォーターフォールというらしい)印象があるが、その分、振り返りが甘かったりするのではないかと思った。普段から愛用している縦型のA5リングノートが、思考が下に降りていく感じなので、Chat GPTのほうが合っているかもしれない。ないかもしれないが。AIは成長課程なので、モデルとの相性もよくわからない。
結局今のところ、翻訳ぐらいでお願いするほうが、自分の性分としても、ストレスなくお付き合いできそう。DeepLでも全然いいけど。あとは、リサーチ系。
まあでも、安野くんも某生成AIは「算数」をすごくやらせている形跡があるような事を言っていたし、「蒸留」は中学1年生の理科で習うことなので、もっと単純な良いアイデアがある気がする。
ファミコンとか苦手だったからなあ。カメラやパソコンを使って作品を作るのとは訳が違う。新しいものを取り入れるのは得意なほうなんだけど、自分の意思とは別に進んでいくものとの相性が変わらず苦手だ。結局、ひとりで作業するのが性に合ってることになり、AIとチームを組むことまでなかなかいかない。
なぜだか、小説が読みたくなった。誰かではなく、名前のある人が作った言葉にたくさん触れたくなった。
というわけで、ハッシュタグをクリックすると、そのワードの記事一覧のページに移動します。皆さん、よしなに。
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私はこんなに本が好きなのに、言葉が自分のものにならない。
少し、自分で自分に桎梏しているようなところがあるのは自覚している。
国語4、算数5。
うちの実家のように、本屋も塾もない山間の集落で放牧されながら育つと、持って生まれたものがそのまま培養されたような感じがして、小学生の時の得意なものについ囚われてしまう。国語よりも算数のほうが、好きと得意の相乗効果があることは確かなんだけど。
それでも、言葉が自分のものにならない感覚がずっとある。
お世話になっている学芸員さんからは、「さゆりさんは話せるほうよ」とフォローが入る時がたまにある。だけど、自分がもし学芸員の立場だったら、作家の言葉がわからないなんて口が裂けても言えない。なぜなら、自分には見る目が無いと言っているに等しいから。だから、こういう時は「だいぶいい感じになってきたから、引き続き頑張って」というアドバイスだと思い変換することにしている。
おしゃべりは変わらず苦手だけど、文章は「大きく描いてから、細部を詰めていく」方式、作品制作と同じように考える。このイメージができるようになってから、苦手意識は少し解消され、伝えたいことが書けるようになった気がする。
理想は、「三浦しをん」と「中沢新一」。自分の写真に、自分で書いた『月下のサーカス』のような文章を添えることが出来たら、どんなに幸せなことか。でも、そんな能力があったら、私は小説家を志していた。晩年のカントさんも、美しい絵を作れる人はそれに注力して、言葉は思想家に任せるべき。みたいな事を言っているし。
最近は、タイトルだけは、制作のなるべく早いうちに決めることを心掛けている。そうすれば、悩んだ時にタイトルに戻る事ができる。振り返る先を見つけおくこと。
自分の中では、ステートメントの意味付けもできているから。無いものねだりはやめて、得意なことを頑張っていく。
好きなことと得意なことの相乗効果。
言葉ではなく、写真。
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ホームページを少しカスタマイズしたいところがあって、AIにサポートしてもらいながら作業をしている。なんだけど。交流しながら制作をするという、私にとって一番苦手な事をしていて、なかなかやりとりが難しいなあと思ってる。
どちらかというと、私は制作したあとに交流する方が好きだし、その方が自分にあっている。イメージと出来上がったものを比べて手を動かして試行錯誤するので、伝えることを目的として、最初から文章にする作業はしない。
だけど、AIとやりとりするには基本的に言葉にしないと始まらない。。。
コロナの最初の頃に『あつまれ動物の森』が流行って、すごくやりたかったのを思い出した。「Once in a Blue Moonの部屋」とか「4月25日橋 - Ponte 25 de Abril - の部屋」とか、今までの展示を作品毎に作ってオンラインビューイングをしたら面白いんじゃないかと思って。でも、はたと気付いた事は、やりたいことがあっても、動物たちと先に交流しないと作れない。これは私の苦手なことじゃないか。
プラス、AIは最初から言葉にもしないといけない。
写真集制作も展示も、基本的に自分で見本を作ってやりとりをするので、あまり困らない。「テーマは作家から生まれる」というスタイルをとっているので、コンセプト重視の方に比べて、初めに言葉ありきという感じでもない。
なので、まだ1月だけど、AIとやりとりをして、今年はすでにものすごくおしゃべりをした感がある。
AIを題材にした過去の映画や小説を振り返ると、実用化への課題は、感情表現と倫理観(これはAI側だけでなく、使う人間も含まれる)だと思っていたけど、この2つはうまくクリアされている気がする。あとは、「記憶」。やりとりが増えてきたりすると、遡ってもらう指示がとても大変になる。人間だと、何年も前のことでもない限り覚えているし、メールとかも見返してから返信したりするので、数日のやりとりというのはスムーズに進む。しかし、AIさんとはやりとりを前に進めたり、過去を振り返って確認したり、行ったり来たりをしながら一緒に作業をするのが、特にチャット形式だと、「ここ」と指定するのが難しい。その都度、振り返ってもらうのも大変だ。この辺りは、最上位の有料プランに入ると違うのだろうか。
上位の有料プランにすると、自分で手を動かす必要が少なくなるのも、それはよくないかなと思っていたけど、振り返ってほしいところを指示しても反映しきれていなかったり、作業の流れがたまに抜けたりすると、記憶という部分ではまだまだ人間に大きく分があると思う。
アジャイルしながら進めていくのが今の主流みたいだけど、私は、先の事を想像しながら、今の立ち位置も確認して、過去も遡って、行ったり来たりしながら、しっかりと「試行錯誤」する方法を好む。
視覚思考の私が、言語思考のAIさんとうまくいく術があるのかねえ。イラストレーターで見本を作って添付して言葉を加えてもなかなか難しい。
視覚思考と言語思考の超ハイブリッド型AIの爆誕を望む。
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47歳になりました。中年味が増す毎日です。昨年12月は、老眼に続いて後部硝子体剥離になりました。
暗い場所だと目の周りに玉ボケの様な光の症状が出るようになり、慌てて眼科へ行ったところ、「単なる老化現象で現時点では網膜剥離ではないし、そのうち慣れますよ。でも光の玉が桜吹雪状や滝状態になったら網膜剥離なので、その時はまた受診してください」と言われ、安心したような、そうでないような、よくわからない不安な毎日で、ちょっと疲れ気味でした。
でも、人間は少し時間が経つと前向きな気持ちになってくるから不思議な感じです。今がんばってる作品をきちんと仕上げて発表した後は、次の作品はこんな感じにしようと手法もイメージも出来上がってきて、まだまだこれからだ、池波正太郎も一番活躍するのは50歳前後以降だからね、よし、という気持ちになってきて、楽観的な性格で良かったです。
まあ、オールドレンズの玉ボケ具合を身を持って感じられるのも良い経験だと思って、マイペースで過ごそうと思います。
誕生日ご飯は、くら寿司にしようかと思ったけど、あまりにも寒かったのでお鍋にしました。それとバスクチーズケーキ。まずは、免許証の更新に行くために生え際の白髪を染めないと。中年を嗜むには、手間暇がかかる…。
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夫と一緒に、近所の天祖神社にお参りしてきた。
紅白を見て、自分で作った角煮が思いの外おいしくできて、丸餅のお雑煮を食べて箱根駅伝を見たり、散歩しながら近所の神社でお参りして、お守りも買って、おみくじも大吉だったのでなんだか言ってお正月を堪能しました。
神社で貰った神社暦を帰ってから見ていると、わたしの生まれ歳の四緑木星のページにも大吉のおみくじにも、色々良い事が書いてあるけど、共通するのは「浮かれるべからず」。そんなに浮かれポンチ()になるくらい2025年は良い事があるのでしょうか。まあ、何事もマイペースに頑張ります。
光視症になった左目は、変わらず。というか、私の気持ちが慣れてきた。ついでに、年末に買った中近両用の眼鏡にも慣れてきた。買った当日は違和感大で、自分の目の動きと脳が合っていなく、一昔前前のオートフォーカスのようでぎごちない。そのうち、スムーズにピントは合うようになってきたが、最新の視線入力の様に眼だけ動かすのはなかなか難しい。よってテレビを見る時は、眼鏡を少しズラすのが一番楽という、立派な中年仕草が身についてきた。プリントは手に取ってみるのが一番見やすい感じかな。
元旦から、プリントのスキャンを設定を変えつつ試す。今までのデータは今イチな気がする。結局、48bit、ドライバ補正、自動露出ON、鮮やかさは真ん中、が今のところベストかな。プリントとカラーチェッカーの白から黒の部分だけ一緒にスキャンして、ホワイトバランスとハイライト側の露出をスポイドで取って、トーンカーブの真ん中を気持ち上げる。これが、手数が少なくて済みそうかな。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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