PHOTOGRAPHを、『光の画』と捉えるか『写真』と捉えるか。
どちらを選ぶかで、撮影もプリントも全ての向き合い方が変わってくる。 技法は表現したい事を支えるもの。 誰かの言葉は誰かのものであって、違って当然。 だからこそ個性が生まれる。 そんな風に思いながら日々、作品を作っています。 私は最初から『光の画』の方でした。 でも上手く言葉の整理が出来てなくて、 「実際の色なんですか」と聞かれる度に、 (この人は何を言ってるんだろう…?)とずっと不思議だった。 30代半ばぐらいまでそう思っていたから、ね。 写真集『TRINITY』の後書きを寄稿して貰ってようやく頭の中が整理できた。 撮影する時に光をコントロールし、 プリントする時に色彩を選び、 光で風景を描くように私は作品を制作しています。 写真と言えば、どうしても広告やスポーツ、ドキュメンタリーなどに注目が集まりがちですが、『PHOTOGRAPH=光の画』の存在が少しでも世の中に知って貰えると幸せです。 |
アーカイブ
8月 2024
カテゴリ |